不動産用語集 - 不動産業務に役立つ基礎知識
建築・住宅用語

Low-E複層ガラス

読み: ろういーふくそうがらす

「Low-E」とはLow Emissivity(低放射)の意味で、酸化錫や銀の膜でコーティングし、放射率を低くすることで赤外線を反射させ熱を通さない機能を有することを表す。また、「複層ガラス」は、2枚または3枚のガラスの間に空間層(真空のものや、ガスが注入されているものもある)のあるガラスのこと。2枚のものを「ペアガラス」、3枚のものを「三層複層ガラス」「トリプルガラス」というときもある。

冬季の断熱性、夏季の遮熱性を高める機能があり、省エネルギー、光熱費の節約のほか、結露が生じにくいなどの特長もある。冬季の断熱性を高めるためには室内側に、夏季の遮熱性を高める場合には室外側に、金属加工面を置く方が効果的である。

住宅性能表示制度における断熱性能等級5以上(ZEH相当)を得るためには、樹脂製サッシにおいて、Low-E複層(または三層複層)ガラスの使用が必要である。