不動産用語集 - 不動産業務に役立つ基礎知識
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難燃加工

読み: なんねんかこう

燃えやすい繊維類などを燃えにくくすること。難燃剤を塗布する、吸着させるなどの方法で加工するが、用いる難燃剤や加工の方法は、繊維化するものの材質に応じて適切に選択しなければならない。

なお、消防法では、高層建築物、地下街、劇場、旅館などで使用する、カーテン、どん帳、展示用合板等(防炎対象物品)は、一定の防炎性能を満たさなければならないとされ、難燃加工される場合が多い。満たすべき防炎性能は、防炎対象物品の種類に応じて定められ、残炎時間(着炎後にバーナーを取り去ってから炎を上げて燃える状態がやむまでの経過時間)、残じん時間(着炎後にバーナーを取り去ってから炎を上げずに燃える状態がやむまでの経過時間)などで判断される。また、防炎対象物品については、防炎性能を有するものである旨の表示を付することができる。