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最終更新日:2024/3/21

炭素繊維補強(基礎耐震)工事

たんそせんいほきょう(きそたいしん)こうじ

建物の基礎に炭素繊維を貼り付けて補強し、耐震性を向上させる工事。

古い木造住宅などの基礎には鉄筋が用いられていない場合がある。炭素繊維補強工事は、そのような基礎の耐震性を向上させるための補強方法のひとつである。また、基礎にひび割れなどがあるときの補強として施工されることもある。

炭素繊維は、微細な結晶構造をもつ繊維状の炭素物質で、引張強度が大きく、耐久性があり、軽い。樹脂で固めた複合素材の形で利用される。

なお、基礎の補強のために貼り付けられる素材には、炭素繊維のほか、アラミド繊維(芳香族ポリアミド)がある。

-- 本文のリンク用語の解説 --

基礎(建物の〜)

建物の荷重を地盤に伝えるための構造のこと。

直接基礎と杭基礎の2種類に分かれる。

直接基礎には、独立基礎(独立フーチング基礎)、布基礎(連続フーチング基礎)、べた基礎などの種類がある。

木造

建物の主要な部分を木材とした建築構造のこと。

木造の工法は、大きく分けて「在来工法」「伝統工法」「枠組壁工法」に分類されている。