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最終更新日:2022/9/29

内窓

うちまど

現存する窓の内側に新たに設置する二重窓の内側の窓も同義。

内窓の設置は、断熱性の向上、結露の防止、防音性の向上などの効果があるとされる。ただし、内窓は、上げ下げ窓、内倒し窓などには設置できない。

 

-- 本文のリンク用語の解説 --

採光や換気のために建物の外壁などに設ける開口部。 一般に、ガラス板、ガラス板を固定する框(かまち)、窓枠、鍵・開閉器具等によって構成されている。開口面に、ガラス板ではなく、障子紙などを用いる窓もある。 窓の種類は、開閉の方法や設置のかたちによって分類される。開閉の方法には、屋外に向かって開く「開き窓」、横方向にスライドする「引き違い窓」、縦方向にスライドする「上げ下げ窓」、上端または下端を倒す「倒し窓」などがあるほか、固定し開閉しない「はめ殺し窓(FIX窓)」もある。設置のかたちとしては、屋根面から突出し垂直に設置する「屋根窓 (ドーマーウインドー)」、壁から外に突き出た「出窓」、床に接し大きく開く「掃き出し窓」などがある。 なお、建築基準は、居室には、採光及び換気のため、一定面積以上の窓等の開口部を設置しなければならないとしている。

二重サッシ

2つの窓を重ねた形式の窓をいう。外窓と内窓で構成されている。「二重窓」も同じ意味である。寒冷地で普及している形式である。

断熱効果や防音性能に優れているが、設置費用が嵩む。

なお、ペアガラスは、ガラスが二重となっているのであって、二重サッシではない。

結露

空気の温度を徐々に下げていくと、ある温度で空気中の水蒸気が飽和状態になり、さらに下げると過飽和状態になり水滴となる。これを結露という。

住宅の床・壁・天井や窓ガラスなどに結露すると(これを表面結露という)、カビや汚れの原因になる。また、断熱材や構造部材などに結露すると(これを内部結露という)、断熱性能はゼロ状態になるし、建物の耐久性を著しく低下させることになる。

上げ下げ窓

2枚の窓ガラスを上下に動かして開閉する窓。一般に、縦長の窓になる。
上げ下げ窓の形式には、両方の窓ガラスをそれぞれ独立に動かすもの(ダブルハング・タイプ)のほか、上の窓ガラスを固定(はめ殺し)して下だけを動かすもの(シングルハング・タイプ)、両方が連動するもの(バランス・タイプ)がある。