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最終更新日:2017/11/20

投資主総会

とうしぬしそうかい

 投資法人の投資主の総会で、株主総会と類似の機能を持つ。投資信託委託業者の変更、執行役員の選任等の重要事項を決議する(投信法89条)。

 総会の招集は原則として執行役員が行うが、監督役員や一定要件を満たす投資主は書面等にて総会の招集を請求できる(同法90条)。各投資主は投資口1口につき1個の議決権を有している。

-- 関連用語 --
倒産隔離

 不動産の証券化において、オリジネーター(原資産保有者)が倒産した場合に、資産の譲受人となるビークル(証券化対象の資産を保有するSPC等)がその資産に関する権利の行使をオリジネーターの債権者や管財人から妨げられないようにすること。英語ではBankruptcy Remote(バンクラプシー・リモート)という。

 英国領ケイマン諸島等で設立されたSPC(ケイマンSPC)と英米法特有の制度である慈善信託(チャリタブルトラスト)及び信託宣言を組み合わせ、慈善信託が形式上の株主となったケイマンSPCが日本国内にSPC(国内SPC)を設立し、その国内SPCが証券化対象資産を保有することによって、オリジネーターとの関係を遮断する方法などがある。近時は、有限責任中間法人が用いられるケースも多い。