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最終更新日:2017/11/20

直接還元法

ちょくせつかんげんほう

収益価格を求める収益還元法によるひとつの手法。

不動産鑑定評価基準において定められた収益還元法には、直接還元法とDCF法がある。直接還元法は、一期間の純収益を還元利回りによって還元する方法で、次の式により表される。



収益還元法において、直接還元法又はDCF法のいずれの方法を適用するかは、収集可能な資料の範囲、対象不動産の類型及び依頼目的に即して選択することとされている。

ただし、不動産の証券化に係る鑑定評価等で毎期の純収益の見通し等について詳細な説明が求められる場合には、DCF法の適用を原則とし、あわせて直接還元法を適用して検証を行うことが適切であるとされている。

特に、資産流動化法又は投信法に基づく評価目的の下で、投資家に示すための投資採算価値を表す価格を求める場合には、DCF法を適用しなければならないとされている。