グローバル投資パフォーマンス基準（Global Investment Performance Standards）のこと。

資産運用会社による投資パフォーマンスの公正な表示と完全な開示（fair representation and full disclosure）を確保するために定められた、グローバルに共通の倫理的な基準である。投資パフォーマンスを計算、提示するための世界共通のベスト・プラクティスを定め、普及させ、資産運用会社の投資パフォーマンス記録の信頼性と比較可能性を高めることを目的としている。自主基準であり基準の準拠は法律により義務付けられているものではない。平成17年に、内容の改善や対象資産（不動産等）の拡大といった改訂がなされ、平成18年1月より適用となっている。この際に、併せて適用方式の見直しが行われたことから、日本においても、GIPSを当該国の言語に翻訳し基準として採用するTG（Translation of GIPS）方式のGIPSである「グローバル投資パフォーマンス基準―GIPS（日本語版）」が適用されることとなった。