基本資産投資とは異なる投資及び投資対象をいい、株・債券等の有価証券を運用対象資産としていた機関投資家が、金・石油等の実物資産、ベンチャーキャピタルやバイアウトファンドなどのプライベートエクイティを投資対象とする場合などを指す。従来の投資対象とは異なる特性を持つため、分散効果が得られることがある。

実物不動産及び不動産証券化商品が、オルタナティブ投資に当たるかどうかは個々の投資家によって異なるのが実情であるが、米国では基本資産クラスに位置づけられることが多いのに対し、日本ではまだ、オルタナティブ投資に含めることが多い。

CMBS等の債券型の不動産証券化商品は債券に含まれ、Jリート等の上場株式型の不動産証券化商品は株式と同じ範疇に含まれるとする場合もある。