不動産用語集|R.E.Words by(株)不動産流通研究所

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最終更新日:2008/10/29

請負契約

うけおいけいやく

当事者の一方がある仕事を完成することを約束し、相手方がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約束するような契約を「請負契約」という。具体的には、家の建築工事、洋服の仕立て、物品の運搬などが「請負契約」に該当する。

「請負契約」では、労務の供給そのものが目的ではなく、仕事の完成が目的である点に最大の特徴がある。

請負契約については民法第632条から第642条で規定されているが、建設工事に関しては「建設業法」による規制があり、さらに「建設工事標準請負契約約款」と呼ばれるモデル契約書が存在している。

請負契約の一般的な内容は民法では次のとおりである。

1)請負人は、仕事の目的物(例えば家屋の建築工事ならば家屋を指す)を引渡すと同時に、報酬を請求することができる(民法第633条)。

2)注文者は、仕事の目的物に瑕疵(欠陥のこと)がある場合には、その修補を請求し、損害賠償を請求することができる(民法第634条)。

3)注文者は、仕事の目的物に瑕疵(欠陥のこと)がある場合において、そのせいで契約の目的を達成できないときは請負契約を解除できる(ただし建物工事請負契約については解除できない)(民法第635条)。

4)上記2)・3)の規定は、注文者の指図等により瑕疵が発生した場合には適用しない(民法第636条)。

5)上記2)の瑕疵修補請求権・損害賠償請求権は、仕事の目的物を引き渡した時から1年間に限り行使することができる。ただし仕事の目的物が土地の工作物(建物等)であるときは5年間行使できる。また仕事の目的物が石造・金属造などの工作物(建物等)であるときは10年間行使できる(民法第637条・638条)。

6)注文者は仕事が完成する前においては、いつでも、損害を賠償して、契約の解除をすることができる(民法第641条)。

ただし建設業界で使用されている建設工事標準請負契約約款では、上記5)の期間はさらに縮減されている。

-- 本文のリンク用語の解説 --

建設業法

昭和24年に制定された建設業に関する法律。具体的には次のような内容を規定している。

1)建設業を営むには知事又は国土交通大臣の許可を受ける必要がある。

2)工事請負契約を締結する際に、契約書を作成することを義務付ける(建設業法第19条)。

3)上記2の契約書に一定の事項を盛り込む義務がある。具体的には、工事の内容、代金の額、代金の支払方法などの事項を記載しなければならない(建設業法第19条)。 4)受注した工事を一括下請負(いわゆる丸投げ)に出すことが原則的に禁止される(発注者が書面による承諾を与えた場合にのみ一括下請負が可能とされる)(建設業法第22条)。

建設工事標準請負契約約款

中央建設業審議会や建設業界の業界団体が制定している、建設工事の請負契約のモデル契約書のこと。

建設業法第19条では工事請負契約の書面化を義務としているが、建設工事標準請負契約約款はこの建設業法第19条に適合する契約書として、現実に建設業界で広く使用されている。

建設工事標準標準請負契約には次のような種類がある。

1)公共工事に関しては、中央建設業審議会が「公共建設工事標準請負契約約款」を制定している。
2)民間工事に関しては、中央建設業審議会が「民間建設工事標準請負契約約款」を制定している。
3)民間工事に関しては、建設業界の業界団体(全国建設業協会など4つの団体)が2)の約款をベースとして、「四会連合協定工事標準請負契約約款」を制定した。
4)その後上記3において2つの団体が加入したため、上記3)の約款の名称が「民間連合協定工事標準請負契約約款」と改められた。

建設工事標準請負契約約款

中央建設業審議会や建設業界の業界団体が制定している、建設工事の請負契約のモデル契約書のこと。

建設業法第19条では工事請負契約の書面化を義務としているが、建設工事標準請負契約約款はこの建設業法第19条に適合する契約書として、現実に建設業界で広く使用されている。

建設工事標準標準請負契約には次のような種類がある。

1)公共工事に関しては、中央建設業審議会が「公共建設工事標準請負契約約款」を制定している。
2)民間工事に関しては、中央建設業審議会が「民間建設工事標準請負契約約款」を制定している。
3)民間工事に関しては、建設業界の業界団体(全国建設業協会など4つの団体)が2)の約款をベースとして、「四会連合協定工事標準請負契約約款」を制定した。
4)その後上記3において2つの団体が加入したため、上記3)の約款の名称が「民間連合協定工事標準請負契約約款」と改められた。