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倒産隔離

とうさんかくり

 不動産の証券化において、オリジネーター(原資産保有者)が倒産した場合に、資産の譲受人となるビークル(証券化対象の資産を保有するSPC等)がその資産に関する権利の行使をオリジネーターの債権者や管財人から妨げられないようにすること。英語ではBankruptcy Remote(バンクラプシー・リモート)という。

 英国領ケイマン諸島等で設立されたSPC(ケイマンSPC)と英米法特有の制度である慈善信託(チャリタブルトラスト)及び信託宣言を組み合わせ、慈善信託が形式上の株主となったケイマンSPCが日本国内にSPC(国内SPC)を設立し、その国内SPCが証券化対象資産を保有することによって、オリジネーターとの関係を遮断する方法などがある。近時は、有限責任中間法人が用いられるケースも多い。

出典 不動産適正取引推進機構

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