小屋組
木造または鉄骨造の建築物の屋根において、屋根の荷重をささえる骨組のこと。
和小屋と洋小屋の2種類に分かれる。
2×4(ツーバイフォー)工法
北米で生まれた「枠組壁工法」であり、断面が2インチ×4インチの木材を使用することから、このような名称が付けられた。
木材で組んだ「枠組」に構造用合板を打ち付け、箱型の六面体を形成する壁全体で躯体を支えるので、耐震性に優れているなどの利点がある(「枠組壁工法」「2×6(ツーバイシックス工法)」を参照)。
一定の規格に沿った木材、合板を用いるため、施工による品質のばらつきが生じにくい一方で、設計変更や増改築が困難となるほか、湿度の高い日本の気候には合わないのではないかとの指摘もある。
建築物
建築基準法では「建築物」という言葉を次のように定義している(建築基準法第2条第1号)。
これによれば建築物とは、およそ次のようなものである。
1.屋根と柱または壁を有するもの
2.上記に付属する門や塀
3.以上のものに設けられる建築設備
上記1.は、「屋根+柱」「屋根+壁」「屋根+壁+柱」のどれでも建築物になるという意味である。
なお、地下街に設ける店舗、高架下に設ける店舗も「建築物」に含まれる。
関連用語
和小屋
垂直な小屋束によって屋根の荷重を支えるような小屋組のこと。
伝統工法や在来工法の木造建築物で用いられる。
小屋裏
小屋組の内部のこと。屋根と天井との間にできる空間である。
屋根裏部屋などとして利用される場合もある。