最終更新日:2025/8/28
ペアガラス
ぺあがらす遮音性・断熱性を高めるため、ガラスを二重にしたサッシのこと。結露を防ぐ性能を持つタイプもある。断熱性・省エネ性をさらに高めるため、三層にしたものや、金属加工を施したものなどもある(「Low-E複層ガラス」参照。)。
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結露
空気の温度を徐々に下げていくと、ある温度で空気中の水蒸気が飽和状態になり、さらに下げると過飽和状態になり水滴となる。これを結露という。
住宅の床・壁・天井や窓ガラスなどに結露すると(これを表面結露という)、カビや汚れの原因になる。また、断熱材や構造部材などに結露すると(これを内部結露という)、断熱性能はゼロ状態になるし、建物の耐久性を著しく低下させることになる。
住宅の床・壁・天井や窓ガラスなどに結露すると(これを表面結露という)、カビや汚れの原因になる。また、断熱材や構造部材などに結露すると(これを内部結露という)、断熱性能はゼロ状態になるし、建物の耐久性を著しく低下させることになる。
Low-E複層ガラス
「Low-E」とはLow Emissivity(低放射)の意味で、酸化錫や銀の膜でコーティングし、放射率を低くすることで赤外線を反射させ熱を通さない機能を有することを表す。また、「複層ガラス」は、2枚または3枚のガラスの間に空間層(真空のものや、ガスが注入されているものもある)のあるガラスのこと。2枚のものを「ペアガラス」、3枚のものを「三層複層ガラス」「トリプルガラス」というときもある。
冬季の断熱性、夏季の遮熱性を高める機能があり、省エネルギー、光熱費の節約のほか、結露が生じにくいなどの特長もある。冬季の断熱性を高めるためには室内側に、夏季の遮熱性を高める場合には室外側に、金属加工面を置く方が効果的である。
住宅性能表示制度における断熱性能等級5以上(ZEH相当)を得るためには、樹脂製サッシにおいて、Low-E複層(または三層複層)ガラスの使用が必要である。