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最終更新日:2025/10/7

床脇

とこわき

床の間の隣の空間。元来は工芸品、書物、硯などのものを置く場所で、天袋地袋といった戸棚を上下に、その間には違い棚を配置している場合が多い。

-- 本文のリンク用語の解説 --

床の間

座敷に設けられ、掛け軸や花を飾る上段となった空間。書院造りにおける空間構成の特徴のひとつ。床の間とその脇の壁等との境にある柱を「床柱」という。

天袋

2つの意味がある。 1.天井面に接して、もしくは近い位置に造られる戸棚のこと。押入上部や天井から吊り下げて設置されることが多い。
2.押入の上部にある、小さいふすまの付けられた収納部分のこと。

地袋

床面に接して設けられた高さの低い袋戸棚のこと。床の間の違い棚の下部、あるいは和室の窓の下部等に設置される。
-- 関連用語 --
和室

畳、障子、欄間など、日本の伝統的な設備によって構成された部屋。「日本間」ともいう。和室の規範は書院造りの主室とされ、床の間、違い棚などが設置されている。だが、これらを備えていない部屋であっても和室であることに変わりはない。 和室は、一般に、木造軸組工法で建築された家屋のなかに設けられる。しかし、建築工法にかかわらず、内装の様式として設置される場合も多い。