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最終更新日:2025/8/1

II型(2列型・セパレート)キッチン

にがたきっちん

カウンターが2列に配置されたキッチンコンロシンクを分けている場合が多く、その間に入って作業をする。

横への移動距離が減るほか、2人で作業するときに便利である一方、身体の向きを変えながら作業することにデメリットを感じる場合もある。また、スペースの利用の面では、2列にすることで幅が狭くなる分、奥行きが必要になる。

-- 本文のリンク用語の解説 --

対面キッチン

ダイニングルームと開放的に向き合う配置となっている調理台。

調理室とダイニングルームとの間に大きな窓を設けて設置する方法、ダイニングの一角にキッチンを据え付ける方法などがある。

コンロ

調理のための加熱装置。漢字表記は「焜炉」。

コンロの熱源としては、ガス、電気、炭などが使われ、台所に据え付けるタイプのほか、七輪のような運搬できるものもある。

なお、「炉」には、反応炉(化学変化を起こさせるもの)、熱処理炉(物理的変化を起こさせるもの)、焼却炉、融解炉(「るつぼ」等)など目的に応じて多くの種類がある。その中でもコンロは一般的に熱処理炉として使われている。

シンク

調理の際に水洗いし、洗い水を流し去るため、台所に備え付けられている水槽をいう。英語のSink、その和名は「流し」である。シンクを設置した設備を「流し台」といい、システムキッチンには流し台が組み込まれている。

シンクで重要なのは排水機能で、水詰まりや逆流が起きないように設置しなければならない。

なお、流し台のことをシンクと呼ぶこともある。また、英語のSinkには、台所の水槽だけでなく、各種の洗浄に用いる水槽や下水溜めなどの意味もある
-- 関連用語 --
アイランドキッチン

壁に接することなく独立して設置された調理台の形式。部屋の中で島(英語でアイランドIsland)のようなかたちとなることから名づけられた。

アイランドキッチンは、対面型のキッチンであるとともに、オープンキッチン(ダイニングルームや居間とつながった形式)でもある。開放感やコミュニケーション性に優れている一方、設置のために部屋の広さや強力な換気装置が必要とされる。

なお、アイランドキッチンに類似した調理台の形式として、一端のみ壁に接するかたちのもの(ペニンシュラキッチン)がある。

キッチン

台所。調理の場所をいい、英語のkitchen。

水槽(シンク)、給排水設備、加熱装置、作業台、収納スペースなどで構成され、ひとまとまりの空間となっている。また、食品を扱い、水や熱を利用するため、衛生保持や耐水・耐火に注意しなければならない。

キッチンには、独立の部屋とするかどうか、調理台と壁との配置関係をどうするかなどに応じて、いくつかの種類がある。たとえば、食事室との間に仕切りを設けない方式(オープンキッチン)、調理台が壁に接しないで独立している方式(アイランドキッチン)などである。